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囲碁ソフトのご紹介
囲碁は取り扱う情報が数値化できるタイプのゲームなので、コンピュータ処理するには向いています。
最近では、次のようないろいろな面で、コンピュータが活用されるようになっています。

注:本テキストは、氣賀6073(写真)が2008年に書いた当初版を2010年12月に金子7874(ずっと下に写真)が加筆修正(UPDATE)したものです。

(帝国ホテル内、三田クラブでご婦人に指導中の氣賀6073)
  1. 棋譜ファイル
    棋譜を数値化して保存する方式がいろいろ考案されており、.SGF方式、.IG1方式、.UGF方式などが広く知られています。
     これらの棋譜データは←をクリックして開いたページのボックスに貼り込んでボタンをクリックすれば画面に表示された碁盤上で再生することができます。
  2. 棋譜管理ソフト
    囲碁に関するソフトウェアでたいへんに便利なのは棋譜表示、管理ソフトです。
    これらを上手に活用すると自分の打ち碁の棋譜を作成、保存管理したり、他人の碁の棋譜を入手して並べたりすることができます。
    また、かっては厚い和綴じの本であった江戸時代の名人の打ち碁集のようなデータでも、電子ファイル化すればフロッピーディスク一枚に入ってしまいます。
    それを管理して並べて勉強したりすることすら可能な時代になりました。
    棋譜管理ソフトでは次のようなうなソフトがおすすめです。

    なお、どれか一つに限らず、いろいろなソフトを使って楽しまれるといいとも思います。
    一つソフトの操作を覚えれば、操作感の一体性があるため、類推して他のも使えるようになります。
    (1)「GoWrite」
    フィンランドの囲碁研究家パルティロ氏の作成したソフトウェアです。 .SGFファイルの専用です。
    いろいろな機能が付与されており、これを用いて観戦記などを書くこともできます。
    ダウンロードはここをクリック

    (2)「PocketGoban」
    京都の囲碁研究家政光順二氏が開発、提供しているフリーソフトです。.SGFファイルのためのソフツですが、.IG1も読み込みは可能です。
    ダウンロードはここをクリック

    (3)「MultiGo」
    たいへん評判のいいフリーソフトです。いろいろな種類の棋譜ファイルを読み書きできるので、棋譜ファイルの変換にも活用ができます。
    ダウンロードはここをクリック(英文)

    (4)「Free Climber」
    これも人気のあるすぐれたソフトです。
    ダウンロードはここをクリック

    (5)KGSのCGOBAN
    KGSで照会しているCGOBANも棋譜管理ソフトに使えます。
    このソフトは、JAVAのため、少し遅いのですが、KGSのアカウントに自分の画像を載せるためには、これを使う必要があります。
    ダウンロードはここをクリック

    (6)「石葉」
    これはめんさんという方が開発したすばらしいソフトです。
    日本では、いろいろなサイトで広く活用されています。
    当会のAKIAS−II、AKIAS−IIIでも、石葉を採用しています。
    ダウンロードはここをクリック

    なお、このソフトについては島谷(しまたに)5974の次のサイトにくわしい解説がありますので、ご参照ください。
    参照はここをクリック

    島谷5974

    (7)碁バイルセンター
    日本棋院の携帯電話向けサービスです。
    プロ棋士の棋譜鑑賞(若干は生中継もあり)、女流棋士のエッセイ、週がわりの問題(高木9679出題)など盛りだくさんで、月額315円。
    その一環として碁バイルセンターを棋譜の記録ソフト代わりに使えます。
    私(金子)は碁会の帰り道、電車の中で携帯を使って棋譜記録を入力することがよくあります。
    ただし、データはsgfではないようで、またソフト上ではエクスポートの機能がありません。
    家に帰ってからコメントつきの棋譜を入力(清書?)するまでのメモとして活用しています。
    結局そのまま携帯の中だけにデータが残っている(それでも見れる)ことが多いのですが。
    下記画像のQR(2次元バー)コードから携帯でアクセスしてください。

    http://gobilecenter.jp/ PCサイトはここをクリック

    (8)その他 世界の棋譜ソフト
    下記にもでるkogo's joseki dictionary の巻頭ページですが、期せずして世界の棋譜ソフトのリンク一覧となっています。
    著者自身は、ZGo(英文)を自分のページで採用していることを申し添えておきます。
    参照・ダウンロードはここをクリック(英文)

  3. インターネット対局
    インターネットで囲碁を楽しむ人が全世界的に増大しています。
    リアルタイムで遠隔地の対局者同士が碁を打つ碁会所が沢山存在します。
    その一部は有料ですが、無料のものも沢山あります。
    なかにはプロが参加している場合もあります。
    当会ではKGSで次のように例会を開いております。

    毎週 土曜日 日本時間午後8時〜 (全員参加、外国人もご招待)
    毎週 水曜日 日本時間午後8時〜 (どんぐり会、あまぐり会 中心)

    上記時間にこだわらず、いろいろな世界の方とKGSで多数対局されるをお勧めします。
    部屋は、「オール慶應囲碁の会(AKIA)」です

  4. 囲碁対局ソフト
    最近は、囲碁の対局のお相手をやるソフトウェアも登場しています。
    ゲームの相手をコンピュータにやらせるというアイディアはいろいろ試みられており、チェスの世界ではIBMのディープブルーという機械が世界チャンピョンを負かすということが実際に起こっています。
    また、将棋でも、もう一歩でコンピュータが竜王タイトルホルダーを負かそうという場面がありました。
    機械がトッププロに勝つのも時間の問題という印象を与えました。
    しかし、囲碁ではまだプロにハンディなしで挑戦できるような強いソフトができておりません。
    とはいえ、プロに公開対局で六子で勝つようなソフトは出始めました。(2010年)
    小ヨセになれば短い時間で答えをだし、間違えないので、この部分では、すでにプロを抜いていると言われています。
    囲碁対局ソフトの多くは有料ですが、最近はいろいろなサイトで無料でも取り扱っています。
    特に、入門者、初心者が練習するのには、誰も手も煩わさないソフトの活用はお勧めです。


  5. (自室でKGSの例会をモニターしている金子7874)

  6. 無料の定石事典ソフト:kogo's joseki dictionary
    厳密に言うと、ソフトというよりは、非常に大きなsgfファイル(つまりデータ)ですが、これはお勧めです。
    ロシア人ではじめて韓国のプロとなったアレキサンダーさんという人が監修しています。
    ゆえに、最新の韓国の評価が反映している、といわれています。
    英文で書いてくれていますが、そう難しい英語ではないし盤面をみているとだいたいわかると思います。
    ダウンロード版はここをクリック(英文)

    なお、石葉、PocketGobanではデータが大きすぎるせいか正常稼動しません。MultiGoなど作者が推奨しているものをお使いください。
    オンライン版使用はここをクリック(英文)

    なお、ダウンロード版のページの左がわの方からのリンクでもzGo(超早い)を用いたJAVAアプレットがあります。
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