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囲碁との出会い  金子7874







金子7874家の当主は、代々、江戸時代から囲碁を打ったようです。
といっても、名を成した打ち手は一人もいません。
歴代で私が、別格的に一番強いようです。
私は6歳のとき、見ていて自然に囲碁を覚えました。
そのときの碁盤と碁石も江戸時代の末期にご先祖様が買ったもの。
おそらく桂の3寸盤です。
白石(実は飴色に変色)は薄く反った日本産ハマグリ。
黒石は那智黒の薄いものです。
今でも、正月は、この盤石で兄(早大政経卒、71点くらい)と打ちます。

全盛期の祖父は、今の2段くらいでしょう。
週刊誌の詰碁を解いたところを見た覚えがあります。
しかし、棋書は一切持っておらず、新聞の囲碁欄は読んでましたが、並べる習慣もない人でした。

私は、祖父の妹、という人によく碁を遊んでもらいました。
まあ、今でいう7級程度でしょう。
明治の女性としては、とても珍しいですね。

父は、全く囲碁は弱いのですが、名伯楽です。
なにしろ、たった二人囲碁を教えた、兄と私がそれぞれ強くなったのですから。

早くに碁は覚えましたが、トッププロの伝記のようにはなりませんでした。
(周囲の大人をどんどん負かし、この子は神童だ、プロにしよう、と騒がれるのがトッププロ。)
せっかく覚えた碁も、ほとんど打たず、打碁を並べたり、詰碁を解いたりする勉強もせず、したがって強くもなりませんでした。

ただ、高校2年くらいのころから、テレビの囲碁番組は見ていました。
それで、大学に入ったら囲碁部に入ろうと決めていました。
大学に入ったときに、たぶん、今の6級くらい。
1年くらいで今の初段くらいになりましたが、それからは遅々たる歩みでした。

親友/師匠の大山7980さんは、天才肌です。
なんだか自分で吸収してどんどん強くなったようです。
私は、本をたくさん集めて、教えてもらって、何度も説明してもらわないと、なかなかわかりません。

それでも、すこしづつ、楽しみながら、詰碁や名局鑑賞をしていって、あと少し強くなりたいと思っています。
また、自分の覚えたことも、なるべくどんぐり会のみなさんには伝えていきたいと思っています。

実は、勉強の仕方などに、一家言あります。
また、おいおい感じたことを書いていきたいと思います。
 
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