サロン文集 5
囲碁の勉強の仕方 金子7874
囲碁の勉強の仕方は、古来、1 実戦、2 詰碁、3 棋譜ならべ(鑑賞) です。
この3つをバランスよくするのが大切。
その人の状態によって、最適のバランスは違うでしょう。
決して3分の1づつということはないです。
実戦が勉強というのは、変な言い方かもしれません。
実戦こそ最高の勉強という考え方が古来あります。
自分の対局総数が1000局に満たない人は、勝敗は気にせず、とにかく打ちまくるべし、という指導法もあります。
しかし、知らなければ、いい手も思いつかない、という要素もあります。
いつも相手がいるとは限らない。
下記に勉強の仕方を示します。
私の場合は、だいたい「碁が楽しい人」の方法ですが、小ヨセは好きなので、並べるときは小ヨセまですることがあります。
ほかに、囲碁史を学んで楽しむ、現代プロの勝敗を予想して楽しむなどもあります。
特に前者はお勧めです。
項目 |
苦しくてもプロ級 |
普通の人 |
碁が楽しい人 |
実戦 |
時間をかけてゆっくり。棋譜もとる。 たとえ置かせた碁でも相手が呉清源だと思って真剣に打つ。 |
素面でごく普通に |
飲みながら早碁。テレビもつけていて、横目で見ている。 |
詰碁 |
記憶し、解けるまで。余詰がないかどうかも確認する。詰碁ノートも作る。 |
一応一定の時間は考えるが、答えも見る。 碁盤に並べる。 |
少し考えてわからなければ答えを見る。カフェや電車の中で気軽に。 |
棋譜ならべ |
必ず碁盤を使う。ゆっくり小ヨセまで、考えて、解説も読んで。何度も並べかえす。 |
解説を読みつつ、大ヨセの終わりくらいまで |
100手くらいまででもいいから、すばやく並べる。必ずしも碁盤に並べるとは限らない。 |
なお、実力と勝率は必ずしも一致しません。
勝率は交渉力、というのが私の持論。
相手の言いなりに石を少なく置いていては、全然勝てません。
ただし、負けてもいいから石を少なく打ちたい、という人もいることでしょう。