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囲碁三田会(別称オール慶應囲碁の会)
インターネット囲碁の手引き
(AKIA: All Keio Igo Association)

囲碁三田会(別称オール慶応囲碁の会)インターネット囲碁の手引き

当会では、会員が全国に存在しますので、全員がしばしば集まることは困難です。
そこで、会の目的を達成するために、会員の誰でもが気軽に参画して囲碁を楽しむことができるようなインターネット囲碁サロンを設けることにしています。
この囲碁サロンをAKIAS(All Keio Igo Association Salon)と総称します。
現在のところ、会員をランク付けしたり、タイトル戦を企画したりすることによってサロンを囲碁研鑽の場にすることは考えておりません。
そのような目的の場を別途企画することはいいことだと考えますが、当サロンは、あくまでも、誰でもが、好きなときに入室して気楽に囲碁対局のひと時を楽しむことができる場にしたいと考えています。
ぜひ、その趣旨をご理解のうえご参加くださるようお願い申しあげます。
                        会長 山下功

目次
第1章インターネット囲碁総論
第2章ネット碁の手引き
第3章ボード碁の手引き
第4章メール碁の手引き
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

第一章 インターネット囲碁総論
インターネット囲碁サロン
事務局長  氣賀康夫
副事務局長 鈴木達夫

1.<事務局>AKIASのスムーズな運営のためにAKIAS事務局を設けます。
事務局の連絡先は次のとおりです。一般的なご質問、ご意見などはこのアドレスにご連絡ください。

AKIAS事務局
akiaskannri@gmail.com

2.<サロンの種類>インターネット囲碁AKIASには次の三つの楽しみ方があります。
各サロンはホームページの「会員専用コーナー」から入室できます。
(1)ネット碁(AKIAS-I)・・・・・・・・席亭:金子裕二
ネット碁は、二人の会員が同時にインターネット碁会所に入ってリアルタイムの対局を楽しんでいただく場です。
そのために無料のインターネット碁会所KGSにご協力いただき、当会の専用の「部屋」を開設しています。
一旦KGS会員になれば、入室も、対局も、観戦も自由です。

(2)ボード碁(AKIAS-II)・・・・・・・・席亭:小泉陽一
ボード碁はボード碁コーナーを活用し、二人で対局しますが、この場合は、郵便碁のように一手打って送信し、通信を切り、相手の着手を待つというやりかたです。相手は、好きなときに通信を開いて相手の着手を確認し、一手着手して送信します。このようにボード碁では一回の通信で一手ずつ着手して対局が進行しますので、昔の郵便碁ととても似ています。終局までに何日もかかりますが、着手が慎重になるので、ポカが減り、内容の濃い碁が打てるという楽しみがあります。
(3)メール碁(AKIAS-III)・・・・・・席亭:氣賀康夫
メール碁はボード碁とほとんど変わりません。その進め方は郵便碁と似ていています。一回の通信で一手ずつ着手して対局が進行します。
ボード碁との根本的違いは、メール碁では対局者二人の間だけで通信が行われるという点です。
ボード碁では第三者の観戦が自由ですが、メール碁では観戦ができませんから、人に見られたくない対局にはメール碁が適します。

3. <コードネームと持ち点数>AKIASの運営をスムーズにするために会員にはコードネームをご使用いただくようにお願いしています。コードネームは次のように定めています。
(1)AKIAS-IならびにAKIAS−IIの国際対局室では英名を使います。
(2)AKIAS−IIの国内対局室、AKIAS-IIIでは和名を使います。
英名のコードネームは次の文字列(10文字以内)とします。
1苗字のローマ字表示の最初の5文字(小文字)
2名前のイニシャル1文字(小文字)
3大学卒業年度(西暦の下2桁の数字)
4AKIASの定めるランキングの点数(数字2桁)
なお、和名では@Aの代わりに苗字を漢字表記したものを使います。
<例> 1964年卒業の五十嵐太郎さんにAKIAS事務局が
72点を付与した場合
使用するコードネーム
英名 igarat6472
和名 五十嵐6472
1982年卒業の古賀明さんにAKIAS事務局
67点を付与した場合
英名 kogaa8267
和名  古賀8267
点数は、会が入手している棋力に関する情報に基づいて、事務局が決定してお知らせします。ホームページの名簿もご参照ください。不明の場合は事務局にご照会ください。
ところで、外国人ゲストについては事務局に登録しますが、コードネームは上記のルールに準じてつけるようにしています。
 ただし、卒業年度の二桁は国名に変更します。
(例:オーストラリアau、ドイツ ge、韓国 ko, 中国 ch, 台湾twという要領です。)

4.<会費>AKIAS参加のための会費は無料です。コードネームを使用すれば、三種類のサロンへの入室は自由です。お好きなサロンで対局をお楽しみください。

5.<手合い割>会員同士の対局は随時自由です。手合い割りについても、対局者の相談で自由に決めて差し支えありませんが、バランスのよい対局のためには、原則として、AKIASが定める点数差に基づく標準手合い割り表をご活用になられるようにおすすめします。
AKIASの標準手合い割制度   2008.5.18.制定
(持碁は黒勝ちと判定する。)
0点差  握り  先番6目半 コミ出し
1点差       先番 コミなし 
2点差       先番  白6目コミ出し
3点差       二子  コミなし
4点差       二子  白6目コミ出し
5点差       三子 コミなし
6点差       三子  白6目コミ出し
7点差       四子  コミなし
8点差       四子  白6目コミ出し
9点差       五子  コミなし
10点差      五子  白6目コミ出し
11点差      六子  コミなし
12点差      六子  白6目コミ出し
13点差      七子  コミなし
14点差      七子  白6目コミ出し
15点差      八子  コミ なし
16点差      八子  白6目コミ出し
17点差      九子  コミなし
18点差      九子  白6目コミ出し
19点差      九子  白12目コミ出し
20点差      九子  白18目コミ出し
・・・・・・・ 21点差以上の場合
九子  白X目コミ出し
(ただし (「点差」− 17)/×6=X)
6.<持ち点数の修正>当サロンではサロンの雰囲気を大切にするために、一局毎の勝ち負けによって点数を上下する制度は採用いたしません。
ただし、次の項目に該当する場合には、点数の変更を考慮いたします。
(1)本人として、あまり負けが込んで、自分の点数が過大評価であると感じたときは、事務局に点数の切り下げを申し出ることができることとします。
 事務局は成績を参照し、点数切り下げを承認します。
(2)あるメンバーに関し、あまりに勝ちが多く、周囲が当該メンバーの点数が過小評価であると認めた場合には、二人以上の推薦で、事務局に当該メンバーの点数切り上げの推薦をすることができることとします。
 また、成績がよすぎる会員は本人が申し出ることも認めます。 
 事務局は、成績を参照し、本人に了解を得て点数の切り上げを承認します。
7.<記録>上記のような趣旨ですので、原則として対局記録はとりません。
 事務局は、メンバーの点数の変更の際に参考とする目的で記録を保存することがありますが、その情報は公表いたしません。
8.<棋譜>工夫すれば、どのサロンでも対局記録を自分で棋譜ファイルとしてSGFファイルなどで保存し、後日検討などで活用することが可能です。
  9.<指導碁コーナー>慶應囲碁部OBOG会のトップクラスの打ち手による指導碁のコーナーも設けたいと考えています。
 また、「囲碁研究室」などで打ち碁を解説したりすることも企画したいと思います。

10.<ゲストの取り扱い>
塾生はオール慶応囲碁の会の会員になれませんが、インターネット囲碁サロンではゲストとして歓迎します。
希望者は世話人に届け出て、参加登録をしてください。
また、国際親善対局を推進するため外国人をゲストとして歓迎する制度を作ります。
外国人ゲストも世話人が参加登録を受けるようにします。
なお、塾生ゲストのコードネームの末尾から4桁目3桁目は大学卒業予定年度です。
外国人ゲストの末尾から4桁目3桁目は国名です。


  第二章 ネット碁の手引き
ネット碁
席亭 金子裕二
幹事 氣賀康夫
幹事 鈴木達夫
幹事 井ノ口茂

1.「ネット碁のおすすめ」
三種類のインターネット囲碁サロンのうち、リアルタイムで同時対局ができるのが「ネット碁」です。多くの人がネット碁を楽しめるようにという目的でこの手引を作りました。手引き資料は
(1)動画で見る
合計5つの動画をみるためにはクリック
上記でうまく開かない場合は、ここを開き右の方のフレームにある「KGSで楽しい対局」を選択してください
(2)文章で見る
の二つを用意しました。まず、(1)をご覧になってみてください。説明を見ながら実際にやってみるためには(2)(この資料)を印刷するのが便利かと思います。

2.「ネット碁について」
以下で、ネット碁の利用方法について説明します。
オール慶応囲碁の会では棋聖堂の「KGS」という碁会所に「オール慶応囲碁の会」専用の部屋を作っています。ここで囲碁を楽しむには
(1)KGSの入会手続き(会費は無料です。)
(2)オール慶応囲碁の会のコードネームの決定が必要です。

3.「KGS」の入会のためには
「KGS」の入会は極めて簡単な手続きであり、以下の説明どおり操作すれば。どなたでもできます。
その手続きを以下に説明します。
ただし、その手続きが面倒な方は、お申し出があれば、入会手続きを当会が代行します。
入会手続きの代行を希望される方は、次の情報をネット世話人あてEメールでご連絡ください。

ネット碁幹事 鈴木達夫 メールアドレス
akiaskannri@gmail.com 
連絡すべき項目
 (A)「KGS入会の手続き代行依頼書」との表題
 (B)氏名 振り仮名
 (C)卒業年 塾生の場合は、学校名と学年
   (D)Eメールアドレス
 (E)棋力についての情報(慶応級、棋院免状、碁会所での段級位、特定の人との手合い割りなどの情報)
また、ご自分で手続きしてご覧になる方で、わからないことについて質問のある方は電話でご質問いただけるサービスを始めました。
090-5202-4195 金子席亭

4.<JAVAについて>ネット碁の利用にはJAVAというシステムが使われます。最近のパソコンはJAVAが自動的に扱える設定になっていることが多いですが、JAVAがない設定になっている方はこちらからJAVAをインストールしてください。

5.「KGS」入会手続き
ご自分でやられる場合は以下を参照ください。
KGSにアクセスする方法は二つあります。
(1)インターネットでKGSのサイトにアクセス

(2)囲碁三田会(別称オール慶応囲碁の会のサイト)
にアクセス、「会員専用コーナー」を開き、さらに上の方に表示されている「ネット碁」のボタンを押してアクセス。

6.これで「KGS Go Server」という画面が表示されます。
このページの下の方に「ユーザ名」「パスワード」という欄があります。入会に際してはまず、この「ユーザ名」にオール慶応囲碁の会が定めた「コードネーム」をご使用ださい。
コードネームは「オール慶応囲碁の会」のホームページの「会員専用コーナー」を開き、「会員一覧」をご参照ください。
それでもコードネームがわからない方は、下記にEメールでご照会ください。
オール慶応囲碁の会事務局 加藤彰
all.keio.igo@gmail.com
または次の鈴木世話人
akiaskannri@gmail.com
当会の会員のユーザ名については、原則として次のように定めています。
英語5文字(小文字のローマ字で苗字の最初5字)英語1文字(小文字で名前のイニシャル)数字2桁(西暦卒業年)数字2桁(当会独特のランキング表示) (塾生、外国人のゲストの場合は、ネット碁幹事がユーザコードを決めてお知らせします。)

そして、パスワードはそのまま入力せず、左の「OK」欄ではなく、右の「ゲスト」のスイッチを入れてください。

7.これで無事に「KGS:部屋」に入り込めます。そうしたら、最初は、その画面の上欄にある「ユーザ」というスイッチを押し、さらに「登録」というスイッチを押します。
そうすると「ユーザ登録」のページになります。
ここで、「実名」(本名を避けたい方は適当なお名前を考えてお使いください。)と「メールアドレス」を書き込んで「OK」を押します。
それで入会手続きは終わりです!
あとはKGSを退室して結構です。

8.以上の手続きが終わると直ぐにKGS事務局からEメールアドレスに入会歓迎のメールが来ます。
その手紙には「パスワード」が書いてあります。
これを忘れると後で困りますので、その「パスワード」はどこかにメモしておいてください。(パスワードは将来変更が可能です。)

9.KGS事務局から「パスワード」を知らせるメールが到着すると、入会が認められたことになります。
そうしたら、24時間以内にもう一度KGSに入室する手続きをしてください。
それで、もう立派な正規のKGS会員です。
ここまで手続きが済めば、オール慶応囲碁の会だけでなく、一般の対局室での対局が出来ます。
外国の囲碁フアンとの対局も可能です。
ぜひ、対局をお楽しみください。
(24時間以内に一度入室しないと登録が自動的に取り消されますので、再登録が必要になります。)

10.二度目以後のアクセスのときは「ユーザ名」と「パスワード」との両方を入力して行います。
そして、この場合は「ゲスト」ボタンでなく、「OK」ボタンを押してください。
それによってゲストでなく正規の会員としてKGSの部屋に入れます。

11.次に、オール慶応囲碁の会の会員のための特別の部屋への入り方をご説明します。
「KGS:部屋」のページの上に「部屋」という欄があります。そのボタンを押してください。
そして、次に「部屋のリスト」のボタンを押します。
さらに「クラブ」のボタンを押してください。
このクラブの表にはクラブ名がABC順に並んでいて、ABC…の後に日本語名が出てきます。
そして、その終わりに近いところに「オール慶応囲碁の会」があります。
「▼」のスイッチで下に欄を移動してください。
「オール慶応囲碁の会」を見つけたら、それをクリックして、さらに「入室」をクリックしてください。

12.それで「オール慶応囲碁の会」の部屋に無事は入れます。
現在のところ、まだネット碁をやる方があまり多くないので、この部屋は通常あまり人がいません。
ただし、現在、毎週土曜日の午後8時を例会としています。
覗いてみてください。よろしければ気軽に対局にご参加ください。

13.「対局の方法」
対局の方法はそれほど難しくありません。やりながら試行錯誤で覚えていただけると思います。基本は二つです。
(1)自分が対局を提案するとき
部屋のページの上にある「新規対局」のボタンを押して、対局の提案をします。なお、普通は公式対局になりますが、自由対局に指定する方がいろいろ融通がきくので自由対局に設定することをお勧めします。
a.碁盤サイズ→19路が普通です
。 b.置石(指定せず。)
c.コミ(指定せず。)
d.持ち時間(45分か60分がいいと思います。)
e.秒読み時間(30秒か60秒がいいでしょう。)
f.秒読み回数(これは秒読みが切れたとき、さらに何回秒読みができるかの意味です。5回くらいがいいでしょう。)
(2)対局提案に応ずるとき
誰かが新規対局の提案をすると、部屋のページの左上空欄にその方の名前が黒い太字で表示されます。他の会員はその欄をクリックすると、対局申込みがなされます。この画面ではKGSが勝手な手合い条件を示してきますが、次の項目の条件を再提案してください。
a.碁盤サイズ→19路のままでいいでしょう。
b.置石(白番も黒番も置き石の数も自由に提案できます。)
c.コミ(変更が可能です。)
d.持ち時間(再提案が可能です。)
e.秒読み時間(再提案が可能です。)
f.秒読み回数(再提案が可能です。)
以上の手続きでOKすると相手にそれでいいかを再確認します。そして、相手がOKすれば対局画面が表示され、対局開始できるようになります。 なお、想定していない相手から申し込みがあり、困ったときは対局を断ることが可能です。
(3)対局の着手は、画面の着手したい場所にポインタ(矢印)を合わせて、左クリックするだけです。
(4)対局の終局は二人の対局者がパス(着手権放棄)することで行います。終局手続きをしないでスイッチを切ると、その対局の終了手続きが終わりませんので、必ず終局の手続きをしてください。
(5)当会は勝負より親睦を第一にしていますので、原則的に、対局条件(手合い割り)などについては、対局者同士が自由に定めて差しつかえありません。
ただし、バランスのとれた手合い割りを当会で科学的に定めていますので、これを参考にしてください。
その場合、お互いのコードネーム(ユーザ名)の下二桁の数字を比べて引き算をします。
その点差によって別記の手合い割り表に指定された手合い割りを使うことをお勧めします。
(手合い割りについては「インターネット囲碁の手引き」に記載します。)

14.なお、「オール慶応囲碁の会」や「KGS Go Server」は、インターネットの「お気に入り」にして登録しておくと将来、操作に便利です。

15.Yahoo Japanのような検索ソフトで「KGS囲碁」を検索し、そこにある「ネット碁入門KGSの使い方」をご覧になるとさらに参考になると思います。

16.なお、KGSで対局した内容は、その記録が原則としてKGS事務局に「.SGF形式」の棋譜ファイルとして保存されています。
これは誰でも閲覧が可能です。
閲覧のためにはKGSサイトの入り口のページでユーザ名入力欄の真下にある「KGS」と表示されたボタンを押します。
そして表示されるページに「KGS対局記録」という欄がありますので、それをクリックします。
すると「KGS対局記録」のページが表示されます。後は、閲覧する棋譜の対局者のユーザ名(二人対局者の一方で可)を入力し、「棋譜を閲覧する」をクリックします。
これで「KGS対局履歴」の一覧表が表示されますから、希望の対局の(閲覧可否「はい」)を選び、「保存」をクリックするとダウンロードができます。
ダウンロードする棋譜ファイルの保存場所はご自分でお決めください。

17.その他、わからないことがありましたら、ご遠慮なくご質問ください。

第三章 ボード碁の手引き
ボード碁席亭 小泉陽一
A.ボード碁のおすすめ インターネットで囲碁を楽しむ方法は幾つかありますが、その一つが「ボード碁」です。
多くの人がボード碁を楽しめるようにこの資料を作りました。
「オール慶応囲碁の会」は、会員同士や塾員が囲碁の楽しみを共有するためにインターネットの活用による対局の場を準備しています。

B. ボード碁各論
1.ボード碁の特徴
ボード碁は打ちたいときに打てばよいのです。仮に1日に3回打ったとすると6手進みますから、180手の対局なら1カ月かかることになります。 なんとも間延びのした話ですが、その間には、人に聞くこと以外は何をしても結構です。定石書を見てもかまいません。要は、強くなりなさい、勉強しなさいというのがボード碁の趣旨です。
対局相手を5,6人にすることもできます。そうすればボード碁の画面を開いた時に誰かが次の手を打ってきている場合が多くなりますので、いつも対局が楽しめます。

2.ボード碁の対局の設定方法
ボード碁の対局の設定方法については、ボード碁対局一覧表画面の右上にある「対局の設定方法」に記述されています。これと以下の説明は重複するところが多いですが、下記の説明を読んでから上記の内容を見るとさらに理解が深まります。

2.1 事前調整
ボード碁を対局する相手が自分で見つけられる場合は下記によってください。
@ 予め、対局相手と打ち合わせの上、手合い条件を決めておいてください。
A どちらがボード碁の対局をセットするのかも決めておいてください。
B なお、手合い割りについては、<3.1 手合い割りの設定>を参照してください。
「ボード碁を対局したいが相手が自分で見つけられない!」という場合は、次の情報をボード碁 席亭にEメールでご連絡ください。 適当な相手を見つけて対局をセットいたします。 ボード碁席亭 小泉陽一 メールアドレス y123y123@peach.ocn.ne.jp
連絡すべき項目
@メール表題:ボード碁対局設定依頼
A氏 名(振り仮名)。オール慶応囲碁の会の会員の場合は会員番号も。
B卒業年。塾生の場合は学校名と学年。
CEメールアドレス。
D棋力についての情報(慶応級、棋院免状、碁会所での段級位、特定の人との手合い割りなどの情報)
E対局相手の希望(例えば、同等レベル、三子(五子、聖目)など

  2.2 対局一覧表の表示
対局をする方は、次の手順で「対局一覧表」を開いてください。
1囲碁三田会(別称オール慶応囲碁の会)のホームページを開いてください。
なお、国際ボード碁(英語表示)は次のサイトで行います。クリック:会員専用ページ左上と英文ページにもボタンあります
日本人のユーザー名およびパスワードは他の部分の鍵と同一です。
2現れた画面の左側にある項目欄の内から、「会員専用コーナー」を左クリックしてください。
(以下、単にクリックと言えば左クリックのことです。) 3現れた画面の上部にある小さな窓の内から、「ボード碁」をクリックしてください。
4現れた画面の、ユーザー名とパスワードを入力してください。(忘れた場合は幹事にご連絡ください)
次いで、“パスワードを記憶する”の□をクリックしてチェックマークを入れてから、“OK”をクリックしてください。(この段階で“お気に入り”に入れておくと良いでしょう。)
5対局一覧表が現れます。

2.3 対局設定の基本
対局をセットする方は以下によってください。 1 対局一覧表の上部から、使用する碁盤を選定してクリックしてください。(ここで は、十九路盤を選定したとして説明を続けます。)
2 十九路盤が現れます。
3置碁の場合は、置石を以下によりセットしてください。
・複数の黒石が表示されているマークをクリックしてください。
・一番右にある一つだけの石が黒色になっていることを確認してください。(白だったらクリックして黒に変えてください。)
・盤面の、置石の箇所をクリックして置石をセットしてください。間違えたら右クリックで訂正してください。
4 実際の対局の初手の石の色を以下によりセットしてください。
・複数の黒石と白石が混在しているマークをクリックしてください。
・一番右の一つだけの石をクリックして、置碁なら白に、そうでない場合は黒にしてください。

2.4 初手による対局開始と対局者名の記入
上記2.3Cで対局の基本設定ができたら下記により対局を開始してください。
1初手を打ってください。
A「SEND」ボタンをクリックしてください。
B 現れた碁盤に以下のことを記入してください。
・同一相手との対局回数値

・あなたの名前と相手の名前。(名前は、囲碁三田会(別称オール慶應囲碁の会)のメンバーの場合は会員名簿にそって「金子7874」のように記入、そうでない場合は名前(苗字)だけでも結構です。)
・必要ならコメントを書いてから「送信」ボタンをクリックしてください。
・これで初手が送信され対局開始です。
・いったん通信を切断し、相手の応手を待ちます。

2.5 対局の継続
相手の応手がそろそろ着信したかなと思われる頃、
2.2の説明の通りに行って「対局一覧表」を表示してください。
@ この中から設定した対局名を探してください。
A「大山 vs 小川 第1局」という対局名だといたします。 *注1
B 手番という表示の右側には、次に打つ人の名前が表示されています。
“小川”となっていたら小川さんの手番です。
・“返信(次の一手)”をクリックしてください。
・現れた碁盤に、相手のコメントが書いてあれば確認してください。碁盤に、貴方が打ちたい個所をクリックしてください。やり直したかったら右クリックで戻してください。

置き碁で、上手が初手を打ってみたら黒石で表示される場合があります。
このようなことは、下手がセットして上手に対局依頼をしてきた場合に起こることがあります。
原因は上記2.3Cの、初手の石の色のセットをしなかったためです。
    この場合は下記のようにして修正してください。
(1)右下の「MAKE」ボタンをクリックしてください。
(2)セット画面が現れます。置き石は消えています。
(3)2.3BCにしたがってセットをし直してください。
(4)初手を打ってください。
・次いで、この画面の“SEND”をクリックしてください。
・現れた画面の“コメント(返事)”に、何か書きたければ記入してください。必要条件ではないので書かなくても結構です。
・次いで、“送信”をクリックしてください。
・対局一覧表が現れます。当然ながら、手番は“大山”に変わっています。

*注1:対局一覧表には数十局の対局名が表示されています。
上からスクロールして自分の対局名を探すのが大変な場合は、対局一覧表の上部にある“手番(名前)による検索”か“対局名・対局者名検索フォームの終わり ”にあなたの名前を記入してから検索すると早く見つかります。

3.手合い割り表
3.1 手合い割りの設定
@ 両者の点数差により、原則、当会の手合い割表(第一章 4項)を参考にして設定してください。
A ただし、対局者同士の相談で、この基準以外の手合いで対局することは差し支えありません。 
4.地の計算方法
  対局が終局した時に、地の計算を行う方法は以下の通りです。この手法を使えば、対局途中でも仮の終局図を作成して形勢判断を行うことができます。 4.1 終局した碁の地の計算方法(1)
1対局したボード碁の画面を開いてください。
2現れた画面の「地を計算する(別窓)」をクリックしてください。
3 新たな画面が現れます。地の計算のために必要な手入れとダメ詰めをしてください。
4 上記の処置が終わったら画面の右上にある「計算」ボタンをクリックしてください。
5新たな画面である石算画面が現れます。
E 石算画面が現れた場合は“4.3 終局した碁の地の計算方法(2)”へ飛んでください。

4.2石算画面が表示されなかった場合の対処方法
計算処理用画面の「計算」ボタンをクリックしても、"googleツールバーでポップアップがブロックされました"といったような表示がでるか、いずれにしても盤面は全然変化しないで石算画面が現れない場合があります。  その場合は、下記の手順で、特定のWEBサイトの自動ポップアップを許可する必要があります。 @ インターネット エクスプローラを開いてください。
A [ツール]ボタンの [ポップアップ ブロック] をポイントし、[ポップアップブロックの設定] をクリックしてください。
B [許可する Web サイトのアドレス] ボックスに、ポップアップを表示するWeb サイトのアドレス (URL) を入力し、[追加] をクリックしてください。
C ポップアップを許可したい Web サイトごとに手順 B を繰り返します。Webサイトの追加が完了したら、[閉じる] をクリックしてください。
入力するURLは次の三つです。
http://allkeioigo.web.fc2.com/
http://w1.oroti.com/~allkeioigo/
http://www.go-en.com/
(追加ボタンをクリックすると、許可されたURLは上記の部分表示であっても問題ありません。)
D 上記の処置が完了すれば、石算画面が現れます。

4.3 終局した碁の地の計算方法(2)
石算画面に次の処理をしてください。
1手入れやダメ詰めなどの追加処置が必要なら行ってください。黒石は左クリック、
白石は右クリックでできます。クリックした個所の石は☆印付きで表示されます。
2地となる箇所は必ず閉集合にしてください。
3死に石はどれか一つをクリックしてください。それと関連する死に石はすべて×表示が付きます。
4次いで、画面の下部にある[計算・COUNT]をクリックしてください。黒地は緑、白地はピンクで表示され、地合の計算結果が表示されます。
5黒地は緑、白地はピンクの表示が不完全ならば、上記@Aの処理に問題があります。画面の下部の[再計算]をクリックして、現れた画面に上記@からCの再処置をしてください。

5.その他
5.1 コメントのレビューと対局の記録及び再現方法
@ 対局一覧表を現わしてください。
A コメントを見たい対局名のNoと表示してあるあたりにカーソルを合わせてください。
B カーソルが指マークに変わったらクリックしてください。
C 一連のコメントとsgf記号による対局記録が表示されます。
D 対局記録を保存したければコピーして、別に用意したWORD文書に貼り付けて保存してください。
E 保存した記録を再現したければ、対局一覧表の左にある「囲碁ソフトのご紹介」ボタンをクリックしてください。
F 新たに現れた画面の「棋譜再生ツール」をクリックしてください。
G そして現れた画面に、保存しておいた対局記録を貼り付けてください。

5.2 対局記録の削除方法
@ 対局一覧表を現わしてください。
A 削除したい対局名の「終局」ボタンをクリックしてください。
B 現れた画面の指示にしたがって削除を実行してください。

第四章 メール碁の手引き
メール碁席亭 氣賀康夫

メール碁は二人の対局者がEメールを活用して遠隔地対局を楽しむ方法です。
互いに好きなときメールを開き、相手の着手が着信していれば、今度はこちらが着手をして発信するという気長で楽しい対局が進行します。
この点は昔の郵便碁と似ていて、ボード碁ともほとんど同じですが、メール碁がボード碁と異なるのは、情報が二人の対局者の間のみを行き来しますので、他の人に対局を見られることがないという点です。
なお、メール碁に関しては、席亭は対局を管理することを予定しておりません。対局は当事者の自由を原則とします。
ぜひ、お友達を見つけて、メール碁をお楽しみになってみてください。
なお、やり方についてご質問があれば、会員名を明記の上、下記宛メールを送付下さい。
メール碁席亭
氣賀康夫 ykiga@jcom.home.ne.jp

メール碁の方法として、二つの方法を以下にご説明します。
(1)は特定のソフトは使用せず、Eメール上で直接メール碁を行う簡単な方法であり、(2)は専用のソフトを活用し、SGFファイルというファイルを交換する方法です。
ソフトを入手できれば(2)が便利です。

(1)簡易メール碁方式
これは、Eメールの文書の中に直接碁盤を画き、それに着手を表示してメールの返信をするという方法です。
メールの表示画面が上手く設定できれば、この方法ですと、なにも特殊なソフトウェアを必要としません。
この方法のために必要な材料は以下に表示する基本碁盤(AKIAS MAIL GO BOARD)
の画面だけです。
1.まず、最初に一方の対局者がメールを立上げ、相手への発信文書を作り、このAKIAS MAIL GO BORADをコピーして貼り付けします。
2.この画面の下欄には、着手に使う黒石、白石、さらに抜いたときに抜き跡に使う図形(+など)が表示されています。
着手を行うには、そこから自分の石をコピー(「切り取り」ではありません)をして、それを盤上の着手点に「貼り付け」します。
そして、そのとき次の一文字分を消去(delete)すれば手続き完了です。(石を抜いたときは抜き跡の表示が必要です。)
3.これを相手方にEメールで送信すれば、相手はそれを見ることができます。
4.着手し、返信するには、この受信したメールに返信メールの手続きを行います。着手は上記と同じ手続きすればいいのです。
5.なお、メールソフトによっては返信のたびにメールの左端に縦線が表示されることがあります。
これがあまり目障りになるときは、返信手続きのかわりに、新規メールを作成し、その文面に、受信したAKIAS MAIL GO BOARDを貼り付けすればいいのです。
(Eメール画面ではより碁盤に近いレーアウトになります。)
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AKIAS MAIL GO BOARD
(webmaster 注: 罫線素片がずれて表示されている場合、フォントを等幅フォント(Pがつく)に訂正すると正しく表示されます。)
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┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
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├┼┼+┼┼┼┼┼+┼┼┼┼┼+┼┼┤
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├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
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├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼+┼┼┼┼┼+┼┼┼┼┼+┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
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○ ● ┌ ┬ ┐├ ┼ ┤└ ┴ ┘
↑これらを適宜名前をつけて単語登録しておくと便利です。(例:┼は「ます」、┴は「かへん」)(webmaster 注)
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(2)SGFメール碁方式
これは現在広く用いられている囲碁の記録方式であるSGFファイルをEメールに添付してお互いに送りあうという方法です。
この方式を行うためには、まず、対局者両名はSGFファイルを読み書きするソフトウェアを入手してインストールしなければなりません。
現在、たくさんの優れたソフトが無料で配布されています。次のソフトウェアの活用をお勧めします。
検索ソフトで探せばすぐ見つかるでしょう。(下記をクリックしても可)
(A)PocketGoban(日本語)
(B)Multigo(英語または中国語)
(Webmaster注:世界的にはMultigoが事実上の標準らしいです。Webmasterも愛用。しかし、公式の日本語版はないです。) その他にもいろいろないいソフトがあります。
SGFファイルを読み書きできるソフトならそれでもかまいません。
対局者の一方がまず、ご自身のソフトを立ち上げ、新しいSGFファイルを作り、そのファイルに名前をつけます。
名前は対局者名で次の要領でつけるのがいいでしょう。
鈴木加藤1-1.sgf
(この「.sgf」という部分は拡張子と呼ばれ、ソフトが自動的に付記します。)
このソフトの画面でソフトの指定する入力方式で自分の着手を表示し、そのSGFファイルを保存手続きして、それを相手にEメール添付して送信します。
相手は受信したら、自身のソフトでこれを開き、自分の着手を入力して、それを「名前をつけて保存」します。このときのファイルの名称は着手番号を変えるのが」いいと思います。
<例>  鈴木加藤1-2.sgf
これをEメールに添付して送信手続きをすればいいのです。
以上

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